団体概要

KTCは旧制神戸高等工業、神戸工業専門学校を前身とする神戸大学工学部の同窓会で、創立以来90余年の伝統と歴史を誇り、各界で活躍する卒業生を数多く輩出しています。

現在は同窓会としての活動を基盤に、神戸大学工学部、大学院工学研究化および大学院システム情報学研究科における教育研究の援助、大学の支援をはじめ、工学振興に鋭意取り組んでいるところです。

KTCのネットワークを活用することで、皆さまのこれからの人生が、実り多い、より豊かなものになることを確信致します。

 

廣田精一初代校長と教育理念

工学部玄関横の銅像は、初代校長・同窓会会長として神戸高等工業学校の礎を築くとともに、その発展に尽力された廣田精一校長の銅像で、東京電機大学、オーム社の創始者としても知られています。

その教育理念である“規律・持続・執守”は現在も銅像前の碑文として残されています。碑文の上部のSPARSAM(“倹約の”の意)はドイツ留学時に体得された思想であり、現今の省資源の考え方にも通じるものです。

 

理事長のご挨拶

理事長 塚田正樹  工業化学科 Ch24 S53年修了

去る5月17日に楠公会館にて開催されました神戸大学工学振興会の平成30年度定時総会におきまして役員改選が行われ、鴻池前理事長の後を受けてこの度、理事長を拝命することになりました応用化学㉔回の塚田でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
私は昭和53年に工学研究科を修了いたしましたが、研究室での3年間高分子分離膜の研究を担当させていただきました。先般、先端膜工学研究棟をご案内頂きましたが先端研究のみならず、神戸大学の強みである文理融合の観点から科学技術イノベーション研究科として運営されていることに、大学が次の世代へ向かって大きく変化しようとしていることを感じました。私個人は、約40年間民間企業の仕事で、神戸を離れておりましたが、3年ほど前に神戸大学アドバイザリーボードを委嘱され、企業の立場からの大学経営に関する議論に少し参加させていただきました。この中で武田学長から、平成16年の国立大学法人化以降の厳しい状況、またこれに対応する「武田ビジョン」をお聞きし、グローバル化の急速な進展にともない大きな変化を迫られている企業のみならず大学もその活動と存在意義に大きく変化を迫られていることを認識した次第でございます。このように大学を取り巻く環境が激変するなかで、私たち工学振興会への期待・役割も変化し、より大きなものが求められてくると思われます。例えば、神戸大学の理念に「学理と実際の調和」があります。これは、ただ学問や研究を深めていくのみでなく、その成果を積極的に社会に還元し、世の中の課題を解決して行こうということです。神戸大学では、具体化の為大学発の爆発的成長を狙ったベンチャー企業を創ると共にアントレプレナーシップの教育・研究・実践の実行に入りました。これに対して工学振興会としても神戸大学発ベンチャー企業の「(株)科学技術アントレプレナーシップ(STE社)」に出資する為の「STE基金」への出資参加を決定しています。また、我国としても、産業界としても喫緊の課題である、グローバル化への対応を大学の中でも先進的に進めるため学生・教員の海外派遣援助、外国大学の受け入れに対する援助等もより拡大していく必要があると考えています。
この様な対応すべき課題が山積みの中で、現実には公的予算縮小の中での、競争原理導入により手をこまねいていれば、研究力の低下を招くのみとなってしまいます。この状況の中、工学振興会も会員の皆様、学生(準会員)、大学さらには産業界とより連携を深め対応していくことが重要であると考えています。更に次のイベントとして神戸大学設立120周年、工学部設立100周年も控えております。今後とも工学振興会の皆様のご支援、ご協力を頂きつつ事業を進めて参る所存でございますのでよろしくお願い申し上げまして、理事長就任のご挨拶とさせて頂きます。